2013年3月31日(日)「みんなの祭り無礼講~亘理郡山元町編」が宮城県亘理郡山元町の山下中学校で行われました。嘉門達夫さんの「山元町の皆さんに今日1日、音楽を聞いて食べて飲んで楽しんでもらおうや!」の言葉を基に沢山のアーチスト、出演参加者、協力者、お手伝いの方々が集まりました。
11:00の開場時より学校の中庭では城南信用金庫さんあぶくま信用金庫さんが焼き芋、たこ焼き、とん汁、ポップコーンにコーヒーを配布。味の素グループさんによる「湯溶き味噌と天然だしの変化を感じていただくアトラクション」や「鶏だしミニラーメン」の炊き出し。東京上野のうさぎやさんから「最中」。瀬戸アグリトピアさんからみかんやジュース、SENDAI 青い鳥 PROJECTさんから羊羹、お茶が配られました。
体育館の中いっぱいに山元町の子どもたちの書が展示されました。
いよいよ11:30トからのップバッターとして永島浩之さんが駆けつけてくれ、元気たっぷりの歌とおしやべりでスタートしました。
定番となった「間瀬礼章と爛漫プロジェクト」の皆さんの口上で始まるパフォーマンスは華々しくオープニングを飾ります。
その後、嘉門達夫さん矢野きよ実さん、そして今回は強力なゲストとして秋野暢子さんがオープニングトークで皆さんの前に現れました。山元町教育委員会の森憲一教育長からご挨拶や今回「みんなの祭り」を呼んで頂くのにご尽力頂いたりんごラジオ代表の高橋厚さん、グラフィックデザイナーの鈴木一泰さん。関係者が登場して本当に嬉しそうです!
ステージでは矢野さんが祭りのタイトル看板を「書」のライブパフォーマンスで書き上げて吊り込まれ無事に今日1日のステージが始まります。
体育館の客席内では今回メンバーは参加出来ませんでしたが、nobodyknows+のマネージャーさんが乳酸菌飲料を配布。その他、光ネットワークさんから駄菓子、西尾市から持参した農家の方から最高品質のフルーツトマト、うさぎやさんから和菓子などが配られました。
体育館のステージでは地元仙台のシンガーソングライター「KGM」さんの弾き語り。その後、地元の山元町で勤めながら音楽活動をしている「山元町の歌を作り隊」の皆さんのステージ。配布されたCDが話題となった「この町で」を披露して頂きました。
地元の坂元中学校と山下中学校の2校の吹奏楽部の皆さんはそれぞれの演奏終了後、嘉門達夫さんと一緒に復興支援のために作られた曲「希望のマーチ」を合同演奏して頂きました。そこには世界的なサックスプレーヤーの梅津和時さんもクラリネットで参加して頂きました。吹奏楽部の皆さんには忘れられない思い出となった事でしょう。
秋野さんはステージの準備の合間に飲食配布コーナーのレポートやその場で出来る健康体操を披露して下さいました!
いよいよ「HOME MADE家族」のステージではMCのMICROさんラストは客席に入り込んでの熱唱です。
<HOME MADE 家族さんメッセージ>
みんなのお祭り無礼講 in 山元町。
音楽をやっていて本当に良かったと、改めてそう思えた一日でした。『離れていても家族はひとつ!』と来てくれた皆さんのど真ん中で歌わせて頂いた『サルビアのつぼみ』。歌いながらお婆ちゃんの横に座ると、満面の笑みで僕の手をギュッと握ってくれました。
知らない者同士を一つに包み込んでくれる音楽の力はとても強く、そして優しい。
心のこもった矢野さんの書や出演者皆さんのステージ。来てくれた方々の笑顔。ボランティアスタッフ皆さんの気持ち。もうすべてが暖かくって、とにかく楽しかったです。
矢野さん、お誘いありがとうございました!!また一緒に行きたいです!!あっ!!嘉門達夫さん、バスの歌もありがとうございました!!もしかすると僕が一番楽しんじゃったかもしれません!!
そして山元町の皆さん、また会える日を楽しみにしております!!
MICRO(HOME MADE 家族)
ようやく参加することができました。まずは、当日着いてすぐにびっくりしたことは、スタッフの皆さんの連携の良さと、一人一人のこのイベントに対する熱意でした。手作りの進行表、運営のスムーズさ、立派な音響システムの提供…etc。数え上げたら切りがないほど、細部に至までスタッフの皆さんの想いとプロの仕事を垣間見ることができました。
もちろんそれが無償であることは言うまでもありません。正直を言いますと、僕はもっと劣悪な環境でもやってやるぜ!という気持ちで臨んでいたのですが、そんな心配事は一瞬で杞憂に終わりました。
もちろん、東北の方たちにできることを精一杯やることが根幹にあるのですが、
普通の音楽祭としてもこの「みんなの祭り“無礼講”」は大変クオリティーの高いものだと感じました。現に僕は、次々と出演される素晴らしいパフォーマーの皆さんたちを、舞台袖でずっと見ていて終始感動で奮えていました。
表舞台・裏舞台、あの場所にいたすべての人たちが想いを届け、笑顔を生み出し、生きる希望や前向きな力を与えていたと思います。何よりも僕自身が感動しました。
矢野きよ実さん、呼んで頂き本当にありがとうございました!
KURO(HOME MADE 家族)
ライブ中も、ライブ以外でも、とても笑顔になれるような素敵な一日でした。
改めて、みんなでチカラを合わせると何でも出来るし、心強いし、大きな一歩を踏み出せたり、出しやすいんじゃないかと、思わせてくれた一日でした。
参加させて頂きありがとうございました。
U-ICHI(HOME MADE 家族)
中村耕一さんと三宅伸治さんサックスプレイヤーの梅津和時のライブでは会場の皆さんも聴き入っていました。山元町で聴く中村耕一さんの震災を題材にした楽曲には格別の思いで聴いていた客席の方々も多かったはず。涙ぐむスタッフまでいました。
ラストで梅津さんにはサックスを吹きながら歌われるという離れ技を見せて頂きましたがご出身地を歌われた「東北」という楽曲で梅津さんの美声に酔いしれました!
<梅津和時さんメッセージ>
山元町の皆さん、楽しんで頂けましたか?
仮設に入っていたりすると、なかなか他の人と会わなくなってしまうのではないかと、ちょっと心配しています。
どうぞ、こういった機会にいろんな人とあったり,体を動かしたり,いろんな話をしたりしましょう。
笑ったり,怒ったり,悲しんだり、何でも良いんだ。
僕らは皆さんを忘れません。
そして僕らも皆さんに忘れられないよう、何度でも足を運ぶように頑張ります。
さあ、本日の大トリは嘉門達夫さんです!いつも会場の皆さんを笑顔にしてくれますが今回披露して頂いた今年、活動30周年記念メドレーは圧巻でした!聴いた人それぞれが自分の思い出の替え歌や曲を楽しんでました!会場に溢れる笑顔、笑顔。そして笑い声。嘉門さんが全曲歌い終えた後、ステージには本日の出演アーチストの方々や参加グループ、物資提供の協力者の方々、関係スタッフの方々が集まり全員で嘉門さんの「さくら咲く」を合唱しました。
このお祭りはプロのイベンターの主催ではなく市民や様々なアーチストやクリエイター、楽しみたい人が集まって盛り上がるみんなの為のお祭りなんですね!
音響照明の機材を無償で運んで頂いたスタッフやご協力頂いたアーチスト、配布物資をご提供頂いた協力者や関係スタッフの皆さん。来場された皆さんの笑顔が見れて本当に嬉しいです。これからも嘉門さん、矢野さんは発信し続けます。また皆さんお会い出来る日を楽しみにしています! 原田。
<矢野きよ実さんメッセージ>
出逢えたことのない人に出逢えることは素晴らしいです
すれ違いではなく目の前にいる人をすることは素晴らしいです
今日たくさんの人々と出逢うことができました。
お祭りは素晴らしいです
人の心を優しくしてくれます
そしてその場にまた帰ってきたいと思わせてくれます
みんなの祭り無礼講6回目は被災地亘理郡山元町に行きました。
山元町は震災後報道も少なくボランティアも少なく・・
600人以上の方々が津波で犠牲になりました。
私は2011年5月にりんごラジオの高橋さんと出逢い
そして、山下第一小学校の先生と出逢うことができ
たくさんの子どもたちと逢えました。
そして今日です。
動けばつながる
同じ方向を歩く人々はこんなにもたくさんいます。
祭りの現場には東京、名古屋から120人を超えるスタッフと出演者
そしてこの場には来られなくとも準備をしてくれたスタッフ
総勢200人以上のみなさん
逢えてよかった
絶対また逢いますよー
毎日想ってますよー
<嘉門達夫さんメッセージ>
名古屋で生まれた「みんなの祭り無礼講」。
プロもアマも手弁当で参加する。元気を運んで、笑顔が生まれたら、と思って参加している。
坂元中学、山下中学のみんなとコラボした「希望のマーチ」。ひとつひとつの音色が重なると、あんなにも力を持つんだね。迫力あったわ。
外はとても寒かったけど、体育館は熱気溢れていた。皆さんのたくましさを感じました。長いお付き合いをお願いいたします。
嘉門達夫